インフルエンザが流行っていますね。
ただの風邪と違って重症であれば命に関わる恐ろしい病気です。
体力のある大人であればまだ良いですが、
小さなお子さんがいる方は心配でしょうがないですよね。
今回はインフルエンザに子供がかかった時の症状や対処法。
アスピリンが含まれた薬の危険性についてまとめたいと思います。
インフルエンザの症状
インフルエンザに子供がかかると、さっきまで元気にしていたのに急に高熱が出てぐったりとしてしまう場合がよくあります。
この「とつぜん」がインフルエンザの初期症状に多いので注意してください。
初期症状としては他にも悪寒や頭痛があげられます。
この初期症状が非常にポイントです!
普通の風邪は初期症状として咳、くしゃみ、鼻水がでたりするのですが、
インフルエンザは関節痛や筋肉痛、全身倦怠感、重い頭痛など激しい全身症状がまず起きます。
これら全身症状の後に普通の風邪に見られる咳やくしゃみなどが出てくるのです。
この点に気をつけて、インフルエンザかもしれないと思ったらすぐに病院に連れて行ってあげてくださいね。
市販薬の危険性!アスピリン入りは避ける!
アスピリン含有の市販薬で有名なものはバファリンでしょうか。
頭痛もちの人以外にも特に女性ではお世話になっている人も多いですよね。
アスピリンは市販の鎮痛剤や解熱剤によく含まれています。
ただし、薬の成分表にはアスピリンという表記ではなく、アセチルサリチル酸と書かれているので間違えないように注意が必要です。
これをインフルエンザにかかった時子供が服用すると、重篤な合併症を引き起こす恐れがあります。
ライ症候群という病気です。
非常に恐ろしい病気で症状は段階的に重くなります。
まず嘔吐、無気力、悪夢をみたりと精神的な混乱が現れます。
次に過呼吸や麻痺などの症状、脂肪肝ができた例もあります。
次に上記の症状の継続、昏睡状態に陥ることも。
稀に呼吸停止もありえます。
これ以降は昏睡状態が深くなり、肝機能不全、てんかん発作、呼吸停止、
諸症状が重度化し死亡といったケースも見られます。
ライ症候群はアスピリンの作用により肝臓のミトコンドリアに損傷を与えられたことにより引き起こされると言われています。
成人はほとんどかかることがありませんしかかった場合でも肝機能・脳機能共に回復するのですが、子供の場合は軽度でも永続的脳障害が起こりえます。
非常に恐ろしい合併症が引き起こされる可能性があることはお分かりいただけたかと思います。
アスピリン以外が含まれた解熱剤・鎮痛剤もできれば避けた方が無難です。
お医者様に看て頂き、薬を処方してもらいましょう。
そもそも熱はへたに下げない方がいいんですが、
どうしてもという場合は比較的安全と言われているアセトアミノフェン配合のもの、もしくは幼児用の解熱剤も売っていますのでこれらを使うようにしてください。
ただ薬でどうなるというものでもないので、
次にインフルエンザにかかってしまった時の対処法をお伝えします!
インフルエンザにかかった時の対処法
加湿・空気を清浄に
インフルエンザは空気感染です。
子供の粘膜も弱っていますので、二次感染を防ぐためにも加湿と空気の清浄が大切です。
今は高機能の加湿機能付き空気清浄機も売っています。
99%ウィルスカットしてくれるものも開発されてるようなので1台は家に置いておくことをオススメします。
ただし、加湿機能を使うと結露でベッドが濡れたりカビたりしますので加湿し過ぎにも注意が必要です。
ウィルスは湿度40%以上であれば活動を弱めますので目安にしてください。
水分補給・体温管理をこまめに
インフルエンザは普通の風邪よりも高熱が出ます。
そのため体内の水分は通常よりも早く失われていきますので、
こまめな水分補給が必要です。
特に子供は体温調節機能が完成していないので、
子供の体感している温度にも気をつけてあげてください。
暑いようなら薄着に寒いようなら厚着に。
体温も定期的にチェックし上がり過ぎていたら解熱、
下がり過ぎているようなら薬をやめるなどしてくださいね。
これができていれば後は安静に。
普段元気な子なら2〜3日で熱は下がりますよ。
初めて子供がインフルエンザにかかった時はもう心配で気が気じゃないかもしれませんが、
まずは落ちついて子供さんの様子をしっかりみてあげてくださいね!
無事に冬がこせますように!
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