タコの踊り食い!寄生虫の心配は?

打ちあげられたタコ   

タコの踊り食い・・・
食べるにはなかなか覚悟が必要です。

寄生虫の心配や食べ方の注意点。
踊り食いの作り方…そもそも自宅で作れるのかなどいろいろ疑問に思うところをご紹介します!

 

タコの踊り食いって何?

そもそもタコの踊り食いとは何なのか?

踊り食いとは、魚介類を活きたまま食べること、もしくはそのまま丸ごと戴くことを言います。(大きくて食べられないものは刺身やぶつ切りにするなどほんの少し手を加える)

魚の活け造りを「魚の踊り食い」と表記することもあるようです。
踊りながらながら食べるわけではないんですね。

草原で踊る男性
”踊り”食いというだけあって例え生きていたとしても動かない食材(ウニ・カキ等)は踊り食いとは言いません。
踊り食い=動いていることがポイント 

日本で踊り食いといえば、白魚の踊りぐいやイカの活き作りが有名ですよね。

ではタコの踊り食いがメジャーなところはどこか?
それは韓国です。

韓国ではタコの踊り食いを「サンナクチ(サンナッチとも)」といいます。

サンは「生きた」
ナクチは「テナガダコ」という意味

テナガタコはとても小ぶりなタコで韓国では丸ごと食されていたようです。
しかし近年は細かくぶつ切りにして食べるのがポピュラーだそう。

・・・というのも丸ごと食べるのはかなり危険なようで、ぶつ切りに調理されている今でさえ「世界の危険な食べ物10選」にノミネートしているほど。

ちなみにその危険な食べ物はこちら↓

 

世界の危険な食べ物10選
1、フグ
2、鴨の血のスープ
3、サンナクチ ☚ 第三位に!
4、赤貝
5、生肉
6、牛の脳みそ
7、アキーの果実
8、アフリカウシガエル
9、キャッサバ
10、ダイオウの葉
 
どうして危険なのか、なんとなくイメージできますが見ていきましょう!
 

 

タコの踊り食いの危険性!寄生虫は?

感染

タコの踊り食いはなぜ危険なのか?

まず一つ目は”タコの吸盤”

ボイルしてあるタコの吸盤はまったく吸盤としての機能はないので、普段食べているタコで吸盤に悩まされることはありません。

しかし生でまだウネウネしているタコの吸盤はなんにでも吸着し非常に危険なんです。

吸盤がのどの内側にくっつき嚥下することも吐き出すこともできず窒息してしまう事故が多いのだそう。・・・恐ろしい。

きこり
ちなみにタコの吸盤が唯一くっつかないのは自分の皮膚。自分以外のタコにはくっつくことができるらしく何らかの方法で自己認識していると言われています。

 

タコとイカの吸盤

実はタコとイカの吸盤では吸い付くための構造が違うんです。
タコは筋肉を動かして吸盤内の空気の圧力を変えまさに「吸い付き」ますが、イカは吸盤の中の輪っか状の骨で”引っかかている”んです。
だからタコは吸盤の処理がいらないんですね。

 

さてお次は”寄生虫”の危険性。

タコには2種類の寄生虫がいる可能性があります。
それは、

  • アニサキス
  • ニハイチュウ

イカやブリで有名な”アニサキス”
胃に入ると2~3日は激痛に苦しめられることになるアレです。
やはりタコにも寄生しているそう。

アニサキスは冷凍したり火を通せばそれほど心配する必要のない寄生虫なんですが、タコの踊り食い・・・生となれば危険性は激増します。

とはいってもアニサキスは新鮮な状態なら内臓にいますので、きちんと処理すれば危険は少ないのですが・・・怖いものは怖いですね!

では聞きなれない”ニハイチュウ”

ニハイチュウはタコの腎臓内を住処にしている寄生虫で、結論から言えば特に気にする必要のない寄生虫です。

ニハイチュウが寄生していてもタコ側に特にデメリットはありませんし、寄生されているタコを人間が食べても特に問題がないので踊り食いで心配するのはアニサキスぐらいです。

 

タコの踊りぐい=サンナクチの作り方・食べ方

正直なところ自宅でサンナクチを作ってタコの踊り食いをしよう!
というのはおすすめできません。

処理の仕方で危険性は変わりますし、やはり生ですから細菌に感染する恐れもあります。

またタコは弱い生き物です。
釣りあげてから1時間もすれば死んでしまいます。
生きたまま鮮度を保ちながら持ち帰るのはとても難しいです。

きこり
そもそもタコは火を通した方が旨いというのもあります。
「浜ゆで」といって水揚げした先からボイルし味・鮮度を保つのが一般的ですしね。

それでも!!という猛者の方であれば自己責任で挑戦してみてくださいね。

☆サンナクチの材料
・テナガダコの足
・塩
・ごま油
・煎りゴマ
〇お酢(シンプルなのがおすすめ)
〇コチュジャン(お好みの量)

※〇はお好みで

基本はこれだけですが、日本人の舌向けに醤油やわさびを足したりすることも。
お好みでいろいろ試してみてください。

☆サンナクチの作り方

  1. テナガダコを塩でもみよ~~く洗います。
    テナガダコは真水で洗うだけでもいいのですが”ぬめり”には細菌が多いのでしっかり取り除くため塩を使った方が安全です。
    また身が柔らかいので優しく丁寧に洗いましょう。
  2. 吸盤の中の汚れや砂も丁寧に洗い落します。
    吸盤が怖ければ、邪道ではありますが吸盤を削いでしまってもいいでしょう。(吸盤が口にくっつくのも醍醐味だとか)
  3. ぬめり・汚れが無くなったら食べやすい大きさにぶつ切りにします。
  4. 塩をまぶしごま油をかけて和えます
    ごま油は吸盤の吸い付きを柔らげる効果もあります。
  5. ゴマをふりかけ、コチュジャンと酢を混ぜたものをつけていただきます。

作り方はとってもシンプルです。

食べ方の注意点はただ1つ。

「良く噛むこと」

吸盤から噛んで良~~~く咀嚼してくださいね。

噛む力の弱い子供さんやご高齢な方は食べない方が賢明ですね。

重ねてになりますがタコの踊り食いをするならできれば専門店で食べたほうがいろいろ安心です。

”新鮮な魚介類が手に入る地域+韓国料理専門店”

であればサンナクチを食べられるお店が見つかると思います。
特に東京や北九州は比較的見つけやすいです。

きこり
ちなみにイスラム教とユダヤ教は生きたままの動物を食べるのは禁止しています。いずれかの教徒の方と食事をする場合は踊り食いは避けたほうがいいですよ。

 

タコの踊り食いをする理由

生タコの足

考えてみればなぜ”タコの踊り食い”なんてことをするのか?

1つはテナガダコが他のタコに比べてあまり調理に向かないことではないでしょうか。

テナガダコは身体が小さくそのうえ水分を多く含んでいて調理中に味が薄まるうえ、茹でてもあまりおいしくなりません。(もちろんテナガダコを調理するレシピもありますよ)

テナガダコよりマダコの方が加熱して食べるのに向いているということです。

しかしテナガダコの特徴は生食するのに向いています。

身が小さく食べやすく、他の種類のタコよりも身がとても柔らかいの生でも咀嚼することができるのです。

きこり
タコの踊り食い=サンナクチはテナガダコ以外で作るのはおすすめできません。テナガダコ以外のタコは生では身が硬すぎて噛み切るのが難しいんです。

つまりタコの踊り食いをするようになった理由はテナガダコが生で食べるのに向いていたからなのではないかと思います。

また”新鮮である”ということは物事の重要な価値の1つです。
生きているのに勝る新鮮さはありませんから、踊り食いというスタイルに需要があったのかもしれませんね。

タコは縁起物
タコは「多幸」
体色の赤は日本人には縁起が良い色。
吸盤の吸い付くところから「良いものに吸い付く」
タコがスミをはいて逃げる姿から「苦難を煙にまく」
などと非常に縁起がよいものとされています。
大事の前にはぜひ食べておきたいですね。

 

最後に

いかがでしたか?
タコの踊り食いについて疑問に感じやすい部分を解説してきましたが、お役に立てていればうれしいです。

他にもタコの踊り食いについて知りたいことがある!とか、
こんな体験したと!ということがあればぜひコメントで教えてくださいね!



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