ローズマリーといえばお肉やお魚などの料理で香りづけとして使われるのが一般的だと思いますが、ハーブティーとしても美味しくいただくことができます。
効果効能も優秀でして、ローズマリーはハーブティーの中でも”ある効果”が突出して優れているんです。
今回はハーブティー『ローズマリー』の効能と、一緒にブレンドすることでより優れた効果を発揮するハーブをご紹介します。
目次
ローズマリーの特徴早見
名前 | ローズマリー |
和名 | マンネンロウ(万年郎) |
学名 | Rosemarinus officinalis(ローズマリナスオフィキナリス) |
分類 | シソ科マンネンロウ属 |
原産 | 地中海沿岸 |
使用部位 | 葉 |
主要成分 | 精油、フェノール酸、フラボノイド、ジテルベン化合物 |
効果効能 | 抗酸化、消化促進、血行促進、陽性変力 |
花 | 小さな雫型の花 |
草丈 | 30~200㎝ |
性質 | 耐暑性耐乾性に優れる。耐寒性もそこそこ。 |
開花期 | 11~5月 |
ハーブティー『ローズマリー』の効能
”ローズ”と名前にありますが、バラとは全く関係がありません。
rosmarinusの「ros」は「雫、露」、「marinus」は「海の」という意味からローズマリーは「海の雫」という意味なんです。
地中海沿岸が原産ですし、小さな雫のような花を咲かせるのでぴったりの名前ですね。
また、ローズマリーの和名は「万年郎」といい、”永遠の青年”という意味。その名の通りローズマリーは体を若返らせるハーブとして知られています。
はじめに書いた”ある”突出して優れた効能というのはこの”若返り”のこと。
ローズマリーの主要成分であるフェノール酸の一種「ロスマリン酸」がとても強力な抗酸化作用を持っているんです。
シソ科に含まれるポリフェノールの一種。アレルギー症状を緩和するとも。
また、ロスマリン酸は認知症の予防にも効果があると言われており、ローズマリーティーを飲むことで脳の働きを活性化し、記憶力や集中力までも高めてくれると言われています。
最近物忘れが気になってきた・・・という方や、受験やテスト前に集中して勉強したいという学生さんにもおすすめのハーブティーですね。
他にも血行が良くなって体の活力が増したり、肩こりや体の疲れにも効果ありまして、脳から全身まで若返らせ元気にしてくれる優れものなんですよ。
ローズマリーの副作用・禁忌
ローズマリーの効能の一つに「陽性変力」というものがありまして、ざっくり説明すると”心臓が収縮して血液を送り出す力を強める”作用のことです。
この陽性変力により血行は促進されるのですが、高血圧の人や不安定狭心症を患っている方、心臓の動脈に狭窄がある方などは症状が悪化する恐れがあると言われていますので飲用は控えたほうがいいでしょう。
また、てんかん発作を誘発する恐れもあるのでてんかん持ちの方、それから妊娠時の飲用は控えるようにしてください。
長期にわたって飲用を続けること、一度に多量を摂取するのも注意です。
ハーブティー『ローズマリー』の風味
ローズマリーはお料理の香草焼きで使われることもあり、他の臭いを打ち消す独特の芳香が特徴です。
爽やかな感じのスパイシーな甘みのある香りで、味はほんのり苦みがあります。
シングルティーとして飲む場合は、
◆ローズマリー 小さじ1
◆お湯 180㏄
蒸らし時間は7分
長く蒸らしすぎると苦みが強く出ることがあるので注意です。
ローズマリーはシングルで飲むよりは何かとブレンドした方が美味しく飲めるハーブティーだと思うので、次はおすすめのブレントを紹介していきますね。
ローズマリーのおすすめブレンド
超若返りブレンド
ローズマリーだけでも強力な若返り効果がありますが、ブレンドすることでより効果を高めることができます。
ブレンドするのは「ローズマリー」+「ルイボス」
ルイボスは不老長寿のお茶ともいわれ、ローズマリーと同じく協力な抗酸化作用を持っています。
ローズマリーとルイボスをブレンドすることで、「美肌、美白、シワ、シミ、代謝の促進」と若々しく綺麗になれる効果がすべて得られます。
ルイボスはオレンジの香りのハーブで、ローズマリーのスパイシーな甘味のする香りもマッチします。
ブレンドする際は、「ローズマリー:ルイボス=2:3」ぐらいの比率がおすすめです。
ローズマリーは主というよりもアクセントとして使う方が活きます。
もちろん好みによって比率を変えていただいてOKです。
自分で好きにブレンドするのもハーブティーの醍醐味ですから。
甘味が欲しいな感じる時はステビアを少量ブレンドしたり、はちみつを加えても美味しいですよ。
クッキーやパウンドケーキなどのバターを使ったお菓子とよく合いますので、こちらをお供にしても良いですね。
疲れを吹き飛ばすブレンド
ローズマリーは単体でも全身を元気にしてくれる強壮効果がありますが、ブレンドすることでより一層疲れを取り除いてくれる組み合わせがあります。
ブレンドするのは「ローズマリー」+「マテ」
マテ茶は世界の三大ティーにも数えられるお茶ですが、「飲むサラダ」といわれるほどビタミンCやビタミンB群、鉄分やカルシウムなどなどの栄養素が豊富に含まれています。
ハーブのなかで唯一カフェインを含んでいるので体を活性化することもできます。
ローズマリーとブレンドすることで疲労を回復しつつミネラルを補給し、体を活性化させてくれるので、疲れてやる気が出ない時や、何をするにも億劫な時に最適です。
ブレンドする際は「ローズマリー:マテ=1:2(もしくは2:3)」ぐらいがおすすめです。
マテ茶はほうじ茶のようなコーヒーのような芳ばしい風味とコクがあり、メインにすることで美味しく飲むことができます。
ローズマリーの香りは強いので少量だけでも存在感があります。
カフェインが含まれているので就寝前は控えたほうがいいでしょう。
また、飲んでも1日に2~3杯程度にしましょう。
気になる方はネットでも
お近くにハーブティーのお店がなくでもネットで購入することができます。
例えば「生活の木」からハーブティー向けに梱包されたローズマリーが販売されています。
ハーブティー用ですがお料理に使っても美味しいですよ。
有機ハーブなので嫌な雑味がありません。
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