インクカートリッジを回収するのはなぜ?

インク

家電量販店や郵便局にインクカートリッジの回収ボックスを置いているところがありますよね。

ああしてインクカートリッジを回収するのはなぜなのでしょうか?わざわざ他のゴミと区別して持っていくのも大変ですけど何か僕たちにメリットがあるのか?と気になったので調べてみました。

 

そもそもインクカートリッジを廃棄してはいけないのか?

年末のハガキやちょっとしたデザインの仕事で大量にインクを使用することがあるんですけど、使用済みのインクカートリッジがどんどん溜まるんですよね。

恥ずかしながら僕はめんどくさがりなタイプなのでわざわざインクカートリッジを回収ボックスまで持ってくのが億劫だな~廃棄じゃダメなのかな~ともにょもにょしているわけです。

ではそもそも廃棄はダメなのか?というとそうでもないようで。

お住まいの自治体にもよりますが、インクカートリッジは”燃えるゴミ”か”燃えないゴミ”のどちらかで出せるようなんです。

実際回収ボックスでの回収率はまだまだ低いらしくほとんどのインクカートリッジは廃棄されているそう。

きこり
郵便局に回収ボックスを設置してからは回収率が上がったようで。普段はプリンターを使わない人でも年末だけは使う人が多いですから「年賀ハガキを出すついでにカートリッジも」といった感じで郵便局の回収ボックス設置は理にかなっているようです。

 

普通に廃棄してもいいんですね、知らなかった。
回収ボックスがあるぐらいだから何か特殊な廃棄方法があってゴミ出しではダメなんだろうなと勝手に想像していましたよ。

ではなぜインクカートリッジを回収する必要があるのでしょうか?

インクカートリッジを回収するのはなぜ?メリットはあるの?

わざわざインクカートリッジを回収ボックスまで持っていく理由があるのか?それならなにかメリットはあるのか?いやメリットが欲しい!

で、調べてみたんですけどどうやら直接的なメリット、僕たち消費者側には何か目に見える形の恩恵はないと言えます。

ですが間接的・・・であればメリットがあるので具体的に見ていきたいと思います。

 

インクカートリッジを回収するのは環境対策

さきほどインクカートリッジは廃棄できるーーーと書きましたが、廃棄する際のCO2量が馬鹿にならないんです。

日本では年間1億5千万のインクカートリッジが出回っているそうで、すべて廃棄した場合排出されるCO2の量は約11250トンにも及びます。

これは杉の木81万本が吸収するCO2量に相当します。これでもわかりにくいと思うので1ヘクタールに1500本程度杉の木が生えているとします。

すると、だいたい東京ドーム115個分の面積の杉の森が必要になるということです。

また、廃棄するとCO2の排出だけでなく資源も大きく無駄にすることになります。

純正のみの回収ボックス(※後述します)で回収されたインクカートリッジはそのまま再利用されるわけではありません。

回収した企業によって細かな違いはありますが、プラスチック部分は再利用プラスチックとして、ICチップからは希少な貴金属を回収、そのほかの部位は固形燃料に使われたりと再び資源として利用されるんです。

日本は資源が乏しいですし、最近は温暖化の影響のためか異常な気候も多くなってきましたし「回収ボックスに持っていくのが面倒・・・」とか言ってはいけないかもしれませんね…

 

インクカートリッジを回収する直接のメリット
一部では目に見える形?・・・とまで言えるか分かりませんがメリットがあります。

 

お子さんの通う学校でインクカートリッジの回収を行ってはいませんか?
学校などの団体ではインクカートリッジを回収することでベルマークの点数になって学校の備品の補充にあてることもあります。
また「未来につなぐふるさとプロジェクト」といった環境保全活動の資金に使われたりもしています。 

 

回収ボックスには2種類ある

実は回収ボックスには「純正のインクカートリッジのみの回収ボックス」と「互換性インクを販売している企業の回収ボックス」の2種類があります。

「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」というのがありまして、『ブラザー、エプソン、エプソン、HP』の純正インクカートリッジを販売している4社が協同でインクカートリッジの回収を行っているのですが、こちらは純正のインクカートリッジのみを対象に回収をしています。

 

さきほどちょこっと出てきた郵便局に置いてある回収ボックスがこちらのプロジェクトに該当しまして、全国の郵便局3600箇所に設置してあります。

また、郵便局だけでなくインクカートリッジを扱っている家電量販店にも回収ボックスが設置してあります。

 

ここでややこしいのが家電量販店には純正のインクカートリッジの回収ボックスだけでなく、「互換性インクカートリッジを販売している企業の回収ボックス」も設置してあるんです。

純正インクカートリッジの回収ボックスは下の画像のような『純正』と明記してあるものしか入れることができません↓





ややこしいですが、「エプソン用」「キャノン用」「For EPSON」などと書かれているインクは純正ではありませんの注意してください。 

さらにややこしいお話ですが、リサイクルインクといった純正のインクカートリッジを再利用して販売しているインクカートリッジであっても「純正の回収ボックス」にいれることはできません。

「高度なリサイクルを実施するため~」とのことで成分の違うインクが使われた製品はリサイクルできないようです。

互換性インクカートリッジの回収ボックスに入れるメリット

互換性インクカートリッジを販売している企業の回収ボックスのメリットはまず「純正であろうと互換性であろうと回収してもらえる」こと。

こちらで仕分ける必要がないので気兼ねなくボックスに入れることができます。

あとは純正の回収ボックスと違ってインクカートリッジをそのまま再利用すること。

互換性インクの売りはなんといっても「安さ」ですから、互換性インクのボックスで回収すればまたインクが安く手に入るのだと考えるとこちらの方が直接的なメリットがあるかもしれませんね。

とはいっても純正に比べて発色が悪いとかインクの耐久性が低いとかありますので一長一短ですね。

未使用のインクカートリッジはどうしたら?

「購入してから家のプリンターでは使えないインクだと分かった」
「インクの使用期限が過ぎてしまった」

といった未使用のインクカートリッジはどう扱ったら良いのか?と疑問に思っている方が多いようだったので捕捉で書いていきますね。

まず回収ボックスは使用済みであろうと未使用でまだインクが残っている状態であろうと回収してくれるので特に悩まず回収ボックスにポイっと入れてOKです。

もし、完全未使用でインクの使用期限以内であれば買取をしてくれる販売店もあるので探してみるのもありです。

キャノンのインク買取

まとめ

長くなってしまいましたが、インクカートリッジを回収するのは『環境のため』だと言えますね。

僕たちに直接メリットがあるわけではないですが、ちょっとしたことで環境に貢献できていると思えるのは気持ちがいいものですし何かのついででもいいので回収ボックスを利用しようかなと思います。

きこり
あ、ちなみに回収ボックスにいれる際はインクカートリッジを裸のまま入れるのがいいそうですよ。インクで汚れないようにとの配慮で箱や袋にまとめて入れてくださる方が多いそうですが回収する側にとってはひと手間増えてコストがかかってしまうそうなので



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