塩麹が一時期凄いブームになりましたね。
ブーム時よりも下火になりましたが、今でもスーパーに行くと必ず置いてあるので根強い人気なのでしょうね。
今回は塩麹が人気な理由。
本当に体にいいのか?デメリットはないのか?といったところを見ていきたいと思います。
塩麹は体にいいの?
塩麹の人気の理由は第一に食材の旨味が増すことにあります。
素材に含まれるタンパク質を分解し、素材の持つ旨味や甘さを引き出してくれるんです。
タンパク質を分解してくれるので、お肉やお魚に使うことで、
身が柔らかくなり非常に口あたりの良い仕上がりになります。
安物のお肉でもワンランク上げて、美味しく召し上がることができます。
またしっかりと味がつき旨味が増すにも関わらず、
通常の塩と比較すると4分の1程塩分を抑えて調理が可能なため、
塩分控えめで美味しく調理することが可能です。
他にも腸内環境を整え便秘の解消や美肌に貢献してくれたり、
老化予防、ストレス軽減など至れり尽くせりです。
これは人気が出て当たり前だわ!
と思いますがあまりにも良いとこばかり。
一方的な情報は情報に非ず!ということでデメリットはあるのかどうか調べてみました。
塩麹のデメリット
良いことばかりが表に出て実は裏側は・・・なんてことは嫌ですよね。
調べた分かったことは塩麹に過剰に期待してはいけないということです。
というのは塩麹は発酵ではなく一歩前の糖化段階の物質でして、
長い時間をかけて作った味噌と比べる格段に栄養効果は落ちます。
しかも同じ糖化を利用した甘酒にも各栄養素は負けております。
先ほど書いた効果は実際にありますが、
そこだけ見るとあたかも塩麹が最高の食品であるかのように錯覚してしまいます。
冷静に考えればストレス軽減や老化防止に役立つ成分が含まれているとは言っても、最も効果が高いと言われてるわけではありませんからね。
家で塩麹を作られる方もいらっしゃいますが、
十分注意してもカビを繁殖させてしまう可能性もあるので、
体に良いどころか毒になってしまうことも・・・。
とは言っても市販の熱殺菌してあるものより作った方が効果が高いのも事実・・・悩ましいところです。
と色々書いてきましたが、
塩麹で調理したものが美味しいのは事実ですし、
塩分を減らして美味しく調理できるのは大変魅力的です。
どんな食品もそうですが、
話題になると良い所だけに注目が集まってしまいます。
食事はバランスが大切なので一つの食品に盲信せず、
広い視野を持って判断したいですね。
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