マリーゴールドは5月〜11月まで花を咲かせるので、
とても長く楽しめるお花!
黄色や橙色の花が太陽に向かって咲く姿はとても愛らしく、
好きな方も多いですね♪
ところが花言葉は見た目のイメージとはちょっと違うものが・・・
どんな花言葉なのか?
その由来はなんなのか?色での違いなど調べましたのでご紹介します!
マリーゴールドの花言葉
マリーゴールドにはたくさんの花言葉があります。
マリーゴールド全体の花言葉は
「悲しみ」「悪を挫く」「可憐な愛情」「濃厚な愛情」
「生きる」「友情」「予言」「健康」
「嫉妬心」「別れの悲しみ」「悲哀」「絶望」「勇者」
などなど、ちょっとネガティブな意味が多いように見えますね〜。
特に黄色は「可憐な愛情」「下品な心」と両極端な言葉を持ち、
橙色は「予言」「真心」といったちょっと検討がつきにくい意味を持ちます。
何故こんな花言葉がついているのでしょうか?
由来について見ていきます!
花言葉の由来!キリスト教との関係
まず1つ。
何故ネガティブな意味が多いのか?
花言葉はキリスト教の文化圏から発信されているものが多く。
マリーゴールドは「聖母マリアの黄金の花」を意味することからも、
キリスト教との関係が深いと言えます。
さてそのキリスト教ですが、
実は黄色を忌み嫌っているのです。
黄色は裏切り者=ユダの衣の色であり、
不吉な色とされています。
そのためマリーゴールド以外でも、
黄色の花はネガティブな花言葉をつけられているものが多いのです。
これがネガティブな意味が多い理由です。
ギリシャ神話との関係
次はギリシャ神話との関係です。
花言葉の大半はギリシャ神話のストーリーを元に考えられているんです。
マリーゴールドと言えば太陽に向かって花を咲かせる、
ギリシャ神話で太陽と言えば「太陽神アポロン」
ということで太陽神アポロンに関連するお話が元になっています。
■黄色の花
アポロンに恋をする水の妖精クリスティがおりました。
しかし、アポロンはレウトコエという王女と恋仲にありました。
レウトコエには父がおり、
娘の花婿を探し跡継ぎを!!と考え日々奮闘中。
しかし娘がアポロンと恋仲にあることは知りません。
2人の関係に嫉妬していたクリスティは、
レウトコエの父に2人の関係を話してしまいます。
激高した父王はなんと娘のレウトコエを生き埋めにしてしまったのです!
まさか自分の嫉妬による行動が、
一人の女性の命を奪うことになるとは思わず、
クリスティは自分の行いを恥じます。
クリスティは地面に座り込み動かず、
ずっとアポロンを見続けました。9日間も。
そのままクリスティの身体は黄色の花に変わり、
太陽に向かって(太陽神アポロンを求めて)咲くようになりました。
それがマリーゴールドです。
夕日になると萎んでしまい、永遠にアポロンには届かない。
なんとも儚く愚かなお話です。
このお話から純粋な恋心である「可憐な愛情」
嫉妬に狂った「下品な心」という花言葉がついたのでしょうね。
■橙色の花
アポロンを慕うクリムノンという少年がいまして、
毎日太陽神アポロンに会うことができ(太陽が毎日昇る)とても幸せでした。
アポロンも自分を慕う少年のことを知り、
愛情を感じるようになりました。
その2人の関係に嫉妬したのが雲の神。
アポロンを8日間雲で被ってしまい、
クリムノンと会えなくしたのです。
その哀しみで(太陽が8日間も見えない)少年は死んでしまいました。
この少年の姿を見たアポロンは、
2人の愛情のしるしに少年の姿をカレンデュラ(日本名:キンセンカ、橙色のマリーゴールド)に変えたんです。
この少年への愛情から、
橙色のマリーゴールドには「真心」の意味が付いたのでしょう。
■その他の花言葉
その他たくさんある花言葉はアポロンそのものを象徴しています。
アポロンは大変優秀な神様で、
太陽神であると同時に音楽の神であり、
医学・弓術・家畜の神でもあるのです。
また橙色の花言葉「予言」とあるように、
神託の神、予言の神でもあるんです。超オールマイティ。
最後に
上記のようにアポロン自身、
アポロンに関する逸話から「勇者」や「悪を挫く」
「友情」「嫉妬心」などの花言葉がマリーゴールドにつきました。
どうしてこんなに様々な花言葉があるのかお分かり頂けと思います!
花言葉を調べてギリシャ神話を読むととても面白いですよ!
是非お試しください〜
コメントを残す